【神奈川県・横浜市・港南区・港南中央・日野・上永谷・ブルーライン】そのコバエに気をつけろ！|システマちっく不動産

お世話になっております。

KEIAI港南中央不動産センター、合同会社システマちっく不動産の川口です。

 

もうすでにだいぶ前のお話ですが、こんなことがありました。

 

そこはある旧公団マンション1階部分の一室でした。

査定で呼ばれてきたそのお部屋には、ご高齢のご婦人がひとり。

ぽつんと暮らしていました。

ご婦人のお話しでは、そこのマンションを売却して、息子夫婦と同居するのだということでした。

息子さん夫婦は、新たに一戸建てを建築し、そこに親を呼ぶとのことでした。

 

ご婦人のお部屋を拝見させていただくと、長年の暮らしで経年劣化は認められるものの、とても丁寧な暮らしぶりが伝わってきました。

けれどもひとつ、気になることに、お部屋にはどこからともなくコバエが飛んできているのです。

 

そうはいっても、それほど気になる数でもありませんでした。

わたしもさして気にも留めずに、査定後ご売却のご依頼をいただき、正式に販売活動をする運びとなりました。

 

さて販売をスタートさせて、ほどなくして購入をご希望されるお客様から購入のお申し込みをいただきました。

買主様のローンも無事に審査がおりて、無事にお引き渡しとなりました。

 

お引き渡しの決済も至ってスムーズ。

特段の問題もありませんでした。

 

ところが、お引き渡し後、リフォーム工事をしている最中に、リフォームの担当者から連絡がありました。

 

リフォーム担当者：たっ大変ですよ！　キッチンの床をはがしたら、キッチンの排水管のエルボに穴が開いていて、そこから排水が、床のスラブに広がっているんです！　そして一面ウジ虫が………

 

わたし：わかりました。すぐに急行します。

 

………ということで、買主様と一緒に、現場を確認てきました。

そうしたら、床をはがしたそこのスラブには一面の排水。そしてコバエとウジ虫が…。

 

ことの顛末をレポートにまとめて、売主様にご報告。

この場合、「隠れた瑕疵」に該当しますので、売主様には専有部分の範囲内で排水が漏水した箇所のクリーニングと排水管の交換費用の請求をいたしました。

 

買主様も売主様も、どちらもとても良い方だったので、大ごとにならずに済みました。

 

けれども、もしお話が抉れたら、それはそれは大変なことになっていました。

1階で、階下にお部屋がなかったので、いまのいままで気づかなかったわけです。

それ以降、1階のお部屋では、コバエの存在をとても気にするようになりました。

 

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